ホームページをすでにお持ちの方からのSEOの依頼が増えてきているように思います。
ウェブサイトの増加に伴い、検索結果表示でより良いポジションを確保することがオンラインマーケティングの基本だという認識が広がってきているのだと思います。
検索結果順位を決めるアルゴリズムと、スパム排除などを目的としたフィルタリングの仕様は公開されていないわけですから、SEOは奥が深く、的を絞って調査・分析をしなければなりません。
思いつきで作業にあたると、あれも、これも気になりだして収拾がつかなくなってしまいます。
上位表示に有効だと言われている推測や仮説に惑わされることなく、まずは基本に立ち返ってサイトを客観的に評価することが大切です。
チェックリストで全体的な項目を洗い出し、気になる部分は後で詳しく調査する方が良いですね。
SEO再評価のポイント
再評価作業が途中でぶれてしまわないように、ポイントをまとめます。
重要なのは、どれか一つのエリアに特化せずに全体的に良好なバランスを維持することです。
内部施策:キーワード
- 狙っているキーワードでの自社サイト順位と競合サイトの順位。
- 狙っているキーワードの検索母数。
- ページごとのtitle tagがそのページの内容を的確に表現しているか。
- ページごとのtitle tagにキーワードが含まれているか。
- title tagが重複しているページはないか。
- meta descriptionがページの内容を的確に表現しているか。
- meta descriptionにキーワードが含まれているか。
- meta descriptionが重複しているページはないか。
- 内部リンクにキーワードが使われているか。
- alt属性にキーワードが使われているか。
- アンカーテキストにキーワードが使われているか。
外部施策:リンク
- 自サイトの被リンク数。
- 競合サイトとの被リンク数の比較。
- 自サイトへのリンク元ドメイン数。
- 競合サイトへのリンク元ドメイン数との比較。
- Yahooディレクトリへの登録状況。
- ウィキペディアへの掲載状況。
- ブログが実装されているか。投稿状況。
- Googleプレイスに掲載されているか。
- ソーシャルメディアの活用状況。
構造と環境的要因
- Google、Bing、Yahooにインデックスされているページ数。
- 動的に生成されたURLか(query stringsを含むURLかどうか)。
- wwwの有無が混在しているか、いないか。
- 301リダイレクト・302リダイレクトの設定。
- リンク切れがあるか。
- 到達するまでにトップから3クリック以上必要なページがあるか。
- 構造的に内部リンクが強化されているか
- CMSで構築されているか。
- ページの表示時間は短いか。
- robots.txtとsitemap.xmlファイルが存在しているか。
2010/09/07